以下、留学する際に考えられるさまざまな方法について説明します。それらを読んでから、現在考えている方法以外にも興味を引かれたり、自分の目的を達成 するのに適した選択肢がほかにもないかどうか、もう一度上記の表に戻ってチェ ックをしてみるとよいでしょう。
1.大学・大学院の種類
大学・大学院にはさまざまな種類があり、どれを選択するかによって取得できる学位も異なります。 「大学学部課程」「大学院課程」を参考に、現在より高い学位を取得することを希望するのか、深い教養を身に付けたいのか、卒業後にすぐに役立つ実務能力を身に付けたいのか、研究を主体としたいのかなど、 「留学目的ワークシート」でまとめたことを見直しながら、自分が重視するポイントに沿って大学・大学院の種類を選んでいきましょう。
2.入学方法
実際に入学する段階では、まずアメリカの大学の学位を取得するのかどうかが、 ひとつのポイントになります。
アメリカの大学の学部課程で学位を取得するのであれば1年生(freshman)から入学するほかに、日本の大学から編入(transfer)したり、日本の大学を卒業してから再度アメリカの大学の学部課程に入学し直して第2学士号(second bachelor)を取得するなどの方法があります。また、アメリカの大学に入ってから ほかの大学に編入することも可能です。
すでに日本の大学を卒業している人が大学院へ留学するのであれば、修士号を取得するのか博士号を取得するのかを自分の目的に照らし合わせて選択していき ましょう。 また、特定の期間だけアメリカの大学で勉強したい、現在日本の大学に在学中で日本で学位を取得するが、1年間だけアメリカで勉強したいということであれば、アメリカの大学の学位は取得しない(non-degree)で留学する方法もあります。
各個人、各大学の判断でさまざまな留学パターンが考えられますが、ここでは、 以下の一般的なケースについて述べます。
1)学位を取得する場合
A.学部課程(2・4年制大学)1年次よりの入学
B.大学院(修士・博士)課程への入学
C.編入学( transfer)
D.第2学士号( second bachelor)
2)学位を取得しない(non-degree)場合
1)学位を取得する場合
A.学部課程(2・4年制大学)1年次よりの入学
日本の高校を卒業、あるいは同等の資格を保持している場合、アメリカの学部課程に留学することができます。2年制大学では準学士号、4年制大学では学士号が取得できますが、アメリカの2年制大学に入学し、後に4年制大学に編入して学士号を取得する方法もあります。
B.大学院(修士・博士)課程への入学
日本ですでに学士号を取得している場合は、修士号や博士号の取得を目指して大学院に留学することが可能です。
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